「週2で練習場に行ってるのに、スコアが変わらないんだよね」
ラウンド中、こういう話をよく聞きます。そして実際、その方のプレーを18ホール見ていると、なぜスコアが伸びないのかがはっきりわかることが多い。
練習量とスコアは、必ずしも比例しません。それは才能の問題ではなく、練習の中身とコースでの振る舞いに共通したパターンがあるからです。今回はキャディ目線で、その共通点を書きます。
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共通点① ドライバーばかり打っている
練習場で見かける光景として、そして本人から聞く話として、一番多いのがこれです。
気持ちはわかります。ドライバーは打っていて気持ちいいし、飛距離が伸びると上達を実感できる。でも実際のラウンドで、ドライバーを使うのは18ホールで14回程度です。
100前後のプレーヤーの打数内訳(目安)
- ドライバー——14打前後
- アイアン・ウッド類——30打前後
- アプローチ・パター——55打前後
スコアの半分以上はグリーン周りとグリーン上で生まれています。それなのに練習時間の8割をドライバーに使っていたら、スコアが動かないのは当然です。
練習の配分は、実際の打数の配分に近づけるべき。ここがズレている人ほど「練習してるのに伸びない」と感じています。
共通点② 目的を決めずに球数を打っている
「今日は100球打った」という達成感で終わってしまうパターンです。
同じ100球でも、「何を直すために打っているか」が決まっている人と、ただ気持ちよく振っている人では、身につくものがまったく違います。
伸びない練習
- とりあえず打つ
- ミスの原因を考えない
- 気持ちよく当たったら満足
- 毎回違うことを試す
伸びる練習
- 直したい1点を決めて入る
- ミスした理由を毎回考える
- ターゲットを必ず決めて打つ
- 同じテーマを続ける
特にターゲットを決めずに打つのは、コースでは絶対にありえない状況です。練習場でも「あの旗の左5ヤード」くらいまで狙いを決めて打つと、それだけで1球の密度が変わります。
共通点③ 前回のラウンドを振り返っていない
スコアが伸びる人は、自分がどこで打数を失っているかを把握しています。
逆に伸び悩む人は、「今日は調子が悪かった」で終わってしまう。何が原因で崩れたのかが特定できていないので、次の練習も何となくのままです。
ラウンド後に、スコアカードを見ながら3つだけ確認してみてください。
- 大叩きしたホールは何が原因だったか——OB? バンカー? 3パット?
- パット数は何回だったか——36を超えているならパター練習が最優先
- 同じミスが何回出たか——右に曲がる、ダフる、寄らない
これをやるだけで、次の練習で何をすべきかが自動的に決まります。
キャディとして見ていると、ラウンド後に「今日は何がダメだったかな」と口に出す人ほど、次に会ったとき確実に良くなっています。
共通点④ 練習場のスイングをコースに持ち込もうとする
練習場は平らなマットの上で、同じ距離を何度も打てる環境です。コースは真逆で、傾斜があり、ライが毎回違い、1球しか打てません。
ここを理解していないと、コースで「練習場みたいに振れない」と混乱します。そして混乱したまま、フルスイングを繰り返して崩れていく。
スコアがまとまる人は、コースでは7〜8割の力で振っています。飛距離は落ちますが、ミート率が上がり、方向性が安定する。結果として打数は減ります。
共通点⑤ アプローチとパターの練習をしていない
最後に、これが一番もったいないポイントです。
スコアの半分以上を占めるグリーン周りなのに、練習しているのを見かける人は驚くほど少ない。理由は単純で、地味だからです。ドライバーを打つほうが楽しい。
でも、100を切りたいなら投資効率が最も高いのがここです。
優先 01
パター
3パットを減らすだけで数打縮まる。自宅の練習マットでも効果がある
優先 02
30ヤード以内のアプローチ
グリーン周りの往復がなくなると一気にスコアが安定する
優先 03
得意な1本を作る
「これなら必ず当たる」クラブが1本あると、逃げ道ができる
練習量が無駄になっているわけではない
誤解しないでほしいのは、練習が意味がないという話ではありません。練習の「配分」と「目的」がズレているだけです。
今の練習時間をそのままに、内訳を変えるだけでスコアは動きます。ドライバー中心から、アプローチとパター中心へ。何となく打つから、テーマを決めて打つへ。
3年間キャディをやってきて、急にスコアが伸びた人を何人も見てきました。共通していたのは、練習量を増やしたことではなく、練習の中身を変えたことでした。
まとめ
- ✓ドライバー偏重——実際の打数配分と練習配分がズレている
- ✓目的を決めずに球数だけ打っている——ターゲットを決めるだけで密度が変わる
- ✓ラウンドを振り返っていない——どこで打数を失ったか把握する
- ✓コースでは7〜8割の力で振る——練習場と同じようには振れない
- ✓スコアの半分以上はグリーン周り——投資効率が最も高いのはパターとアプローチ
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次は「キャディが教える、スロープレーにならないための時間の使い方」を書く予定です。GOLFカテゴリーをお楽しみに。
スコアの本質は「100切りを目指す人に伝えたいこと——キャディが見た、スコア改善の本質」、参考にしているレッスン動画は「ゴルフ初心者〜中級者向けYouTubeレッスンおすすめ2選」もあわせてどうぞ。



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