「単価はどうやって決めているんですか?」
フリーランスの同業者から、よく聞かれる質問です。独立したばかりの頃は、自分もこれが一番難しかった。安すぎると手取りが減るし、高すぎると仕事が来なくなる気がして、なかなか決められなかった。
今回は、3年間かけて辿り着いた「単価の決め方」を書きます。具体的な金額は出しませんが、考え方とプロセスはそのまま書きます。
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まず「自分はいくら必要か」から逆算する
単価設定で最初にやるべきことは、「市場相場を調べる」ではありません。「自分が月いくら必要か」を先に決めることです。
💡 単価を逆算する手順
- 月の手取り目標を決める——生活費・投資・貯蓄を合計した「必要金額」
- 税金・社保を加算する——手取りの約1.3〜1.5倍が売上目標の目安
- 月の稼働可能日数を出す——休日・営業活動・事務作業を除いた実働日数
- 1日あたりの必要売上を計算する——売上目標 ÷ 稼働日数
- 案件の作業時間と照らし合わせる——これが最低単価の目安になる
「相場に合わせる」のではなく「自分に必要な金額から逆算する」——これが単価設定の出発点だと思っています。
「時間単価」と「案件単価」どちらで考えるか
時間単価
作業時間 × 時間単価で請求。スコープが不明確な案件や長期継続案件に向いている
メリット:作業増加に対応しやすい
案件単価(推奨)
案件全体で金額を決める。作業効率が上がるほど時間単価が上がる仕組み
メリット:スキル向上が収入増に直結する
施工図のフリーランスとしては、基本的に案件単価で考えることをおすすめします。時間単価だと、仕事が速くなればなるほど収入が下がるという矛盾が生じます。案件単価なら、経験を積んで作業時間が短縮されるほど「同じ収入をより短時間で得られる」ようになります。
単価を上げるタイミング
単価は一度決めたら終わりではありません。経験が積まれ、信頼が高まるにつれて、上げていく必要があります。
タイミング 01
仕事が安定してきたとき
依頼が途切れない状態になったら、単価を上げる余地がある
タイミング 02
新規クライアントのとき
既存クライアントへの値上げより、新規案件から新単価を適用するのが自然
タイミング 03
法人化のタイミング
「法人として契約します」という切り替えのタイミングで、単価の見直しを同時に行う
単価を下げてはいけない理由
「仕事が欲しいから単価を下げる」——これはやってはいけません。以前の記事でも書いたことですが、改めて強調したい。
単価を下げると、3つの問題が生じます。
- 安いクライアントが集まる——「安いから頼む」という関係は、すぐ切られる
- 一度下げると上げにくい——値上げは値下げの何倍も難しい
- 自分の市場価値を下げる——業界内で「安い人」というポジションが定着してしまう
仕事が来ない理由が単価にあることは、実はほとんどない。来ない理由は大抵「知られていないこと」か「信頼が足りないこと」だ。
法人化後の単価設計
7月に法人化するタイミングで、単価の見直しも同時に進める予定です。法人化すると消費税の扱いや請求書の形式も変わるため、クライアントへの説明も含めて整理しておく必要があります。
法人として契約することで「会社として仕事を受ける」という形になり、個人事業主のときより単価交渉がしやすくなるケースもあると聞いています。このあたりは法人化後にまた記録します。
まとめ
- ✓単価は「相場」ではなく「自分に必要な金額」から逆算して決める
- ✓時間単価より案件単価——スキル向上が収入増に直結する仕組みを作る
- ✓単価を上げるタイミングは「仕事が安定したとき」「新規クライアント」「法人化」の3つ
- ✓単価を下げると安いクライアントが集まり、値上げも難しくなる
- ✓法人化のタイミングで単価見直しも同時に進める予定
単価に悩むならTVCMで話題のココナラで同業者のサービス価格を調べてみるのも参考になります。施工図・CAD関連のサービスがいくらで出品されているか、相場感を掴む目安になります。
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